GRAND MARBLE PRESS

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MATCHA STORY

冬―侘びの心をしのんで

夏の盛りをすぎて秋の訪れを感じるころ、温かい抹茶を点てて心静かにいただきたい、そんな気持ちになります。質素でありながら心満たされる境地̶茶の湯の「侘び」の心は、室町時代、村田珠光によって茶の湯の精神として大成され、それが後に千利休らによって広まりました。その村田珠光が師と仰いだのが、「一休とんち話」でおなじみの禅僧、一休宗純。一休さんは贅沢を嫌い、その飾らない言動が民衆に慕われ「とんち話」として伝えられています。貧しくとも豊かに生きるその美学は、やがて「侘び」の心として茶の湯の中に受け継がれてゆくのです。一服の抹茶から、一休さんが伝えたメッセージに思いをめぐらせてみてはいかがでしょう?

 

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