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”時間をめぐる”不思議なファンタジー。山下敦弘監督が語る「1秒先の彼」の見どころ

2023.6.29

郵便局員ハジメ(岡田将生)と、それをワケありげに見守るレイカ(清原果耶)。ハジメは人よりワンテンポ早く、レイカはワンテンポ遅い。この二人の「時差」をめぐって起こる不思議なラブストーリーが、映画『1秒先の彼』。もどかしく、不思議、そしてラストは特大の胸キュン!台湾アカデミー賞5部門で受賞した台湾映画 『1秒先の彼女』を、山下敦弘監督と宮藤官九郎の脚本で、男女の設定を入れ替えてリメイクした異色作だ。

 

人気俳優ふたりのトボけた名演技に注目

「キャラクターの設定を変えた瞬間に、まず岡田くんが浮かんで、宮藤(官九郎)さんが『見えたかも』って、一気に脚本を書き上げた。トップクラスの人気俳優の2人が、こんなとぼけた世界に(笑)、しかも岡田将生が“人よりテンポが早い”、清原果耶が“遅い”って、実際は逆な気がして、そのミスマッチも楽しんでください」。

 
 

観るたびに発見が!複雑なストーリー

記憶、持続する思い、心の移ろい‥‥さまざまな「時間」と、交錯する多彩な登場人物。「今回は、映画2本分の複雑さというか。もう1回見た時、新しい何かを見つけられるように、細部にいろいろ伏線を散りばめているので、ぜひ2回以上は見てほしい」。

 
 

ありえないことが起きた奇跡の京都ロケ

「『この映画のファンタジーが、しれっと成立する場所って、どこだろう?』となった時に、『京都だ』って。劇中、レイカが「事件」に遭遇する場所は平安神宮前。バスを停めての撮影ができたのはコロナ禍で人が少なかったから。絶妙のタイミングだった」。ほか、「海の京都」伊根や天橋立でもロケ。


山下 敦弘 Nobuhiro Yamashita

Profile  1976年、愛知県出身。 大阪芸術大学卒。『リンダ リンダ リンダ』 (05)、『天然コケッコー』(07)、『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)など、娯楽性と作家性が持ち味の個性派監督。「コタキ兄弟と四苦八苦」(20)でギャラクシー賞テレビ部門奨励賞、ATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞するなどドラマでも活躍。


 

『1秒先の彼』

https://bitters.co.jp/ichi-kare/#

郵便局員ハジメは、路上で歌っている桜子に出会い、一緒に花火大会に行くことを約束したが、なんと「その日」が“消えて”しまった‥‥?

監督:山下敦弘 脚本:宮藤官九郎 出演:岡田将生、清原果耶、荒川良々、福室莉音、片山友希、加藤雅也、羽野晶紀

製作:『1秒先の彼』製作委員会 制作プロダクション:マッチポイント 配給:ビターズ・エンド 

 

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