
今一番やりたいのは、映画。「感情の揺れを逃さず切り取れるフレーム作りに全員が力を寄せる作業の緻密さも好きで、すごく生き甲斐を感じます」―森田想
キャスティングディレクター杉山麻衣さんが、いまイチオシの俳優をプロファイル。新しい才能をいち早くキャッチ!
2023.11.29
クセのある役柄を難なくこなす個性派俳優として、注目度が急上昇中の、森田想。映画『アイスと雨音』では、舞台中止という現実を受け入れられない若い俳優、『わたしの見ている世界が全て』では家族を実家から追い出そうとする娘を自然体で演じた。
「実は個性があるとは全く思ったことがなくて。個性の作り方には散々悩みましたが、ないものねだりで疲れたので、自分の好きな部分をより楽しんでもらえるように努めています。これから呼ばれる肩書きが楽しみです」。飄々としたスタンスは、子役から15年以上のキャリアゆえかもしれない。20代前半にして「今は蓄えが必要な時期」と、真摯に仕事に向き合う。
今一番やりたいのは、映画。「感情の揺れを逃さず切り取れるフレーム作りに全員が力を寄せる作業の緻密さも好きで、すごく生き甲斐を感じます」
森田想 Profile 2000年2月11日生まれ。東京都出身。幼少の頃より子役として活動をスタート、映画『ソロモンの偽証』など多数の出演を経て、2018年『アイスと雨音』で映画初主演を果たす。主演映画『わたしの見ている世界が全て』でマドリード国際映画祭2022外国映画部門 主演女優賞を受賞。近年の主な出演作は『レジェンド&バタフライ』『愚鈍の微笑み』『正欲』など。2024年春公開予定の映画『辰巳』他、待機作多数。
キャスティングディレクター 杉山麻衣のコメント
映画『辰巳』(小路紘史監督 / 2024年公開予定)は作品自体のパワーも凄いのですがヒロインを演じた森田さんの存在の力強さとお芝居がこの作品の吸引力となっていて終始目が離せませんでした。声がまた魅力的な方で、先日上演され初舞台だった『点滅する女』でも、その心地良い声でマグマのような感情をぶつけられて震えました。スクリーンでも舞台の上でも観る者の心を揺さぶることができる23歳。今後が楽しみでしかないです!
杉山麻衣 Profile 映画をメインに活躍するキャスティングディレクター。
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