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「人として、感じる事、考える事、想像する事をやめないでいたい」。青木 柚

キャスティングディレクター杉山麻衣さんが、いまイチオシの俳優をプロファイル。新しい才能をいち早くキャッチ!

2021.8.15

中学生の青春群像『14の夜』(2016)に出演以降、注目度上昇中の青木柚。自身でも、等身大の役を通して役者としての歩みを実感してきた。

「10代という自分の幹が形成されていく時期に、様々な役柄の考えや葛藤に触れる事で、物事を捉えるフィルターの種類が増えたように思う。それらを使って、役の心情に敏感に向き合ってゆきたい」と語る。

ヒリヒリするほどリアルな演技の秘訣は、役に心を寄せること。「どんな人格の役であれ、その役の一番近くで寄り添うという事は大切にしています。その演技をリアルと感じていただけているのであれば、演出や衣装、ヘアメイクさんなどの力です」。

将来どんな役者になりたいか聞いてみたら、答えは「人として、感じる事、考える事、想像する事をやめないでいたい」。演技派を超えた、哲学肌の新星だ。

青木 柚 Profile

2001年2月4日 生まれ。神奈川県出身。特技は卓球。2016年 『14の夜』で映画デビュー。 2021年4月放映のNHKよるドラ『きれいのくに』 に主演。2021年8月公開の映画『うみべの女の子』にダブル主演するなど、話題作への出演が続く。


キャスティングディレクター 杉山麻衣のコメント

お芝居、佇まい、表情などから感じられるリアリティが抜群で、「普通の人」はもちろん「狂気の人」を演じていても、そのキャラクターに感情移入させられてしまいます。今は少年の面影が残っていますが、息の長い俳優になると思うので、どのように変化していくのか、この先ずっと楽しみです。

Profile 2021年秋公開の『DIVOC-12』(上田慎一郎監督『ユメミの半生』、ふくだみゆき監督『魔女のニーナ』、中元雄監督『死霊軍団 怒りのDIY』、エバンズ未夜子監督『あこがれマガジン』)のキャスティングを担当。

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