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「準備が必要なタイプ」と自己分析 役作りはじっくり行う。 倉 悠貴

キャスティングディレクター 杉山麻衣さんが、いまイチオシの俳優をプロファイル。新しい才能をいち早くキャッチ!

2020.2.15

初出演したドラマ『トレース〜科捜研の男〜』で、短い出演時間ながら鮮烈な印象を与えた19歳の新人俳優。芸能界デビューのきっかけは『MEN’S NON-NO』のヘアスナップ企画。その当時は、大阪・アメリカ村の古着店でアルバイトをしていたそうで、ファッションに対しては、深いこだわりがある。「古着でもブランドでも、コンセプトや、バッグボーンを理解した上で着たいと思っています。そして、長く着られるものをちゃんとお金をかけて買うことも、こだわりです」。

ナイーブなルックスながら、意外にも、最近、感動した作品は、真利子哲也監督の『宮本から君へ』。漫画が原作の熱血営業マンの物語だ。「役者陣の熱量ある芝居に圧倒されて、すごく胸が熱くなりました」。

「準備が必要なタイプ」と自己分析。役作りはじっくり行う。「役をもらった時は、役に関連するテーマの本や映画を観たり、実際にそういう人に会ったりしてイメージを掴んでいます」。

関西を離れて東京で活動。親しんだ関西が懐かしくなることは?「ありますよ。特に仕事で行き詰まったときは、関西が恋しいですね」。疲れた時のリフレッシュは?「サウナです。最近ハマっているんです」。

倉悠貴 Profile

1999年、大阪府出身。2019年、ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ)で俳優デビュー。ドラマ『his~恋するつもりなんてなかった~』(メ~テレ)で同性愛の少年を演じる。2020年は、映画にドラマに話題の作品に出演予定。


キャスティングディレクター 杉山麻衣のコメント

オーディションでお会いした時の第一印象は「佇まいだけで人の心を掴んでしまう人」。誤解を恐れずに言えば、一目惚れのような感覚でした。自分を強く主張するタイプではないのかなと思いましたが、落ち着いた雰囲気の中に芯の強さを感じました。以前、当欄でご紹介した池田エライザさんの初監督作品『夏、至るころ』では主演に大抜擢ということなので、そちらも楽しみです。

Profile 愛知県出身。映画、ドラマ、舞台のキャスティングを担当。企画・プロデューサーを務めた映画『最初の晩餐』のBlu-ray/DVDが2020年3月18日に発売。

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今一番やりたいのは、映画。「感情の揺れを逃さず切り取れるフレーム作りに全員が力を寄せる作業の緻密さも好きで、すごく生き甲斐を感じます」―森田想

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「お芝居をすることへの楽しさ、難しさというものを想像以上に味わって、次の作品、次の役柄と考える追求心や欲求がどんどん大きくなっています」。―木戸 大聖

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