
水面が描く無限のかたち、色彩を描く
「flow / float 大洲大作」展
2023.3.15
一面に広がった斑紋、ゆらめくマーブル模様、反射光のきらめき。どれひとつとして同じものはない、まるで抽象画のような色彩とパターンは、大洲大作(おおずだいさく)の写真作品「flow / float」。水面とそこに映る町に心を惹かれ、それを写真で描くことを通して、「うつる/うつす」というテーマを追求する。それは、流れ続ける水と、人の営みとを光と影で捉えなおす行為でもあり、観る人の普遍的な記憶や情感を呼び起こす。
ギャラリー・パルクでは2014年に個展『光のシークエンス』を開催。9年ぶりとなる本展は、京都国際写真祭2023の開催に合わせ、2022年に発表し始めた新シリーズ「flow / float」から、大阪・広島・横浜そして京都などを巡り、水面に揺れる光に街をうつしてきた写真作品、およそ20点を展示する。
●「flow/float 大洲大作」展 4月15日〜5月14日
《flow / float 琵琶湖疏水(墨染橋付近)》 2023
《flow / float 糺の森(瀬見の小川)》 2022
大洲大作 Profile
1973年、大阪市生まれ。大阪国際写真センター(現・IMI グローバル映像大学)、龍谷大学文学部哲学科卒業。第26回 岡本太郎現代芸術賞入選。ギャラリー・パルクにて2014年個展、『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2022』、『あいちトリエンナーレ×アートラボあいち窓から。』(アートラボあいち、2018)ほか。
Gallery PARC今後のスケジュール
8月5日〜27日 宮原 野乃実 個展
「Gallery PARC Art Competition 2020」 にて採択された宮原野乃実による個展。様々な土地でのリサーチをベースにしたインスタレーションを中心に展示。
9月2日〜24日 菅 かおる 個展
日本画の画材・技法を用いて絵画を制作する菅かおるによる個展。ギャラリー・パルクでは「アクロス ザ ユニバース / Across the Univers」(2014)、「光と海 “LIGHT AND SEA”」(2019)に続き3回目となる。
Gallery PARC
〒602-8242
京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング2F
Tel.075-334-5085
13:00〜19:00 水木休
*展覧会の内容等は予告なく変更することがあります。詳しくはWebでご確認ください。
https://galleryparc.com/

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